インドネシア スマトラ島 浮き織タンパン古布

インドネシア　スマトラ島、ランプーンの19世紀に作られたと思える タンパンと言う布です。 結婚式の引き出物を置いたり、死者の顔にかけたりと人生の節々で登場する布です。 冠婚葬祭と言う特別な場面で用いられますが、ここまで古い100年オーバーと言う古布はあまり出てきません。 繰り返し使用され、古いものほど価値があります。 つまり、繰り返し使われてる古い物は、それだけ、その家が栄えていると言う事の証でもあるんです。 そう言う事で滅多に古くて状態の良いタンパンは出てきません！ 何故か言いますと家の歴史を語る生き字引、お宝なんです。 ネットでインドネシア　スマトラ島　古布　タンパンと検索して頂くと 随分と出てきますが、古いか、今出来かは写真で十分判断でき、古いものの貴重さは、すぐに理解できると思います。 幾何学模様のネイビーとベージュの布地、刺繍と織り模様が特徴的な布ですが、これは船に人が乗ってる霊船模様なんです。 この地域は、人は海からやってきて海に帰ると言う言い伝えがあります。 本品は浮き織で、裏表があり、どちらの写真も添付しています。 古い割には損傷の少ない布ですが、一か所修理跡があり、最後の写真は修理跡を拡大しています。 概略寸法　約40cm×40cm